奈良がらみ日記の中の伝統行事関連をまとめました
もしかしたら奈良観光の参考になるかもしれません どうぞ

1月
2010.01.16 Saturday
現世利益万歳!信貴山紀行
先日の木曜日に友人と信貴山 朝護孫子寺に行ってまいりました

古来より寅がイメージキャラクターなお寺でありまして
寅年の本年 遷都祭オープニングイベントの場所となったり
秘仏の毘沙門天を公開したり 
今年、12年に一度のアニバーサリーでホットなナウな寺です
これは行っておかねば!と思い 友人とともに向かいました

晴天に恵まれ、しかしその日は大寒波・・
昼になっても氷が溶けず
(ああ、目差し帽とは、強盗する時に被るものではなく
 こんなときに使うものなのだ、)
と痛切に思うような、非情な寒風が我々を苛んでいました

自ら観光地と名乗る観光地

ああ、本当に寒かった・・
寒風が吹くたびに私らは(ヒギィ)とか(グウ)とか言わずには居れず
なのになぜか、お年寄り達は結構薄着で涼しい顔でスタスタと・・
やはり、戦時下を生き抜いてきた方々は強いですね
余談ですが かつて アイヌの方々は赤ん坊や子供を裸にして育てたそうです・・
な!なにすんの!!?ちょ、鬼?・・って感じですが
それは寒さに強い子にするためだそうです
さぞかし強くなったと思います というか耐えられなかった子は可哀相な事に
なったのだと思います そうして淘汰され、強い人間が残ったのですね

一方我々は、ヒートテックやダウンジャケットやらに温められ
弱体化していくのであります 一度味わった ぬくもりは手放せないのであります

はい、まず入り口で抜群の存在感をアピールしているのが
巨大張子のトラです
で、これ 電動で首が動くんです! びびりました
近くに寄って写真撮影ができる梯子までつけて下さっています
なにこの参拝者をワクワクさせるサービスは?

もうこの辺で、このお寺が静謐なしみじみ系の寺ではないことが
よくわかります
そうです ここはテーマパーク系の寺です


近くにこんなのが!

わ〜い 乗ろう!
と思いきや
 

なんと!そんな
乗れといわんばかりのナリをしておきながら、なんという仕打ち・・

 
境内の中は広く、沢山のお堂があって
どこから行こうか迷ってしまいます
このへんも テーマパークです

このような巨大オブジェも人々の注目を惹きつけます
こちらは玉蔵院の地蔵菩薩です
地蔵様の中に入れるようになっていて
中には子供店長ならぬ子供地蔵がいらして
お賽銭を入れますと
喋ります!いとけなき稚児の声で!
電気がしっかり通っている寺です


なぜ日本人は隙あらば小銭を置きたがるのでしょうか

こんなふうに
このお寺の中のあちこちに寅の像がありましたが



これは・・・一億円って・・
なんというか これほどまでに人間の欲をあっけらかんと
表わした像は、笑えて清清しいです

山の上に信貴山城跡があったのですが
登山用の杖が置いて居りました それは
ここからの道のりの険しさを語るには充分でした
我々はそこまでの覚悟をもってこの寺に望んでいなかったので
(それよりトイレ行きたいし、寒いし、またいつか・・)
と断念 しかし我々の横を
杖を二刀流にしてカカカと駆け上がるご老人が通り過ぎました
もういいよ 負けても と思いました

さて この信貴山城
かつて難攻不落といわれたそうですが
それもそうです まずココまで登ってくるだけで敵は
かなり消耗すると思いますから・・
本当によくこんな所に建てたものです
しかし、戦国時代に織田信長らの軍勢に攻め落とされて
いまは跡形もありません
城主の松永久秀は、信長の欲しがっていた茶釜に火薬を
つめて自爆という、もの凄い最後を遂げた侍で有名です

さて 
本堂へ到着です ご本尊は毘沙門天様です
特別公開の秘仏はどこでしょう・・と探しましたら
なんと・・奥秘仏 拝観料1000円って!!

きいてないよ〜というダチョウ倶楽部の決め台詞で
我々の心は一杯でした
・・一仏拝観で1000円って ちょっと・・
今まで巡ってきた中で最高値ですよ
そりゃあそのくらい財布に入ってはいますが
秘仏ゆえに美仏かもわからないし
すごいギャンブルですよ
同行の派遣社員やってる友人Tの時給と同じ!
私が1000円の物の作るのに、けっこうな時間と労力がかかるのに!
節約主婦のSなんて暖房費節約の為に部屋でダウンジャケット着てるのに!

というわけで 全員一致で また12年後に!よろ!
ということになりました
ロストジェネレーションズの財布の紐は針金で出来ているのです
アニバーサリーとはいえ羽目が外せないように
不景気に育てられました
環境には軟弱ですがそっちには強いです

12年後でいい年になって(もう既にいい年ですが)
1000円ケチる状態であったら
本当に負けの人生だと認めよう・・また三人で来よう!
と約束しました 敗色濃くても楽しみです!

さて 本堂はたとえ秘仏を見なくても
楽しいアトラクションが控えております
スリリング系です

地下が「戒壇巡り」となっています
自分の指先すら見えない、真の闇の中を
唯一の光が灯る如意宝珠めざして進みます

人里に住む現代っ子の我々は たとえ夜電気を消した状態でも
どこかしら光源があって、目が慣れればぼんやり見えるもので
真の暗闇は滅多に経験できないです
心願成就のご利益が大変あらたかだそうですが
たとえ願い事が叶わなくても
灯りよ、太陽よ、ありがとう!!
そんな気持ちが味わえて素晴らしいです

本堂からの眺望も素晴らしいです
しかし、足元にはこんなに日が高くなっても未だに溶ける気配の
ない氷が・・

広い境内にはたくさんのお堂が建てられ
それぞれ仏が祀られておりました

役の行者 不動明王 弁才天 地蔵菩薩
虚空蔵菩薩 大日如来 ・・・

もう人気どころの仏が勢ぞろいです
テーマパークでいうならばリトルワールドのようです
受験・良縁・子授け・そして金運
ありとあらゆる人々の現世利益にお応えして
くださいます


こんな体験型の施設も所々にあり
もちろんやりました
何故だか無性に楽しくなりました

時間の無い忙しい衆生の要求に
至れり尽くせりな親切なお寺です
しかし、お手軽だ・・ と思いきや

究極にお手軽な場所が!!
千手院というところに

遊園地的なこの外見


なんと この中の敷石に
四国八十八箇所の砂が押し固められてまして
このトンネルを通ったら
四国八十八箇所巡りをしたのと同じ御利益が得られる!
という算段です・・・
こんなにラクなお遍路があるとは・・
弘法大師的にはオッケーなのでしょうか?

さてここのお寺はいろんなご利益があるそうですが
一番ピックアップされていたのが
金運
です

そのご利益を実にわかりやすく授けてくださいそうなのが
銭亀堂 という場所です
もう なんか名前からしていかにもです

そこに 宝くじが当たる!一億円札!
というお守り?が売ってまして
銭亀銀行発行 とか印刷してあり
これは すごい・・すごい俗な心に正直な!と
かなり心惹かれたのですが ネタ的にブログにでも載せようか
と思ったのですが

1000円です

といわれたので もちろん辞めました
それにしても ここは一億円が好きなようです

そういうわけで、帰り道すがら、三人で交わしたトークは
(しかし、タダの印刷した紙を1000円とはどんだけ純利益が・・)
(一億円実際当たっても、うちらはお金のかかる遊びを知らないし・・)
とか
(派遣村で2万円貰って消えた奴等に制裁を!)
とか
( ・・金持ちは金持ちと結婚するよね)
(伊藤美咲までパチンコ会社のボンボンと結婚するなんて
 ・・がっかりだよ)
等、お金にまつわる内容でした

しかし 一番盛り上がったのは
それにしても寒いということで

(小学校の時、学年に一人くらい、真冬でも半袖短パンの男子いたよね〜)
と何気なく話をふったら

友人Tが

(それ私やってたわ)

と発言!
私とSは騒然
まさか こんな身近に当事者がいたとは!
しかも女の子が!しかも小学5年生までやってたとは!
けっこう大きくなってもやってたんだ!思春期じゃんか!!
リアルアイヌ式がここに居た!
10年以上付き合っていてもまだ知らなかった引き出しが
あったとはTにはもう敬服です

そういうわけで 

一億円やら金運やらもよいけれど
稀有なおもしろい友人を持つ事ができたというのは
本当に豊かな人生だ!

ということで美しくまとまったのでここで終わります

長々とすみません