トーマス考 18/08/01

 

子供生まれた時分は 子供と付き合って教育番組を
(なにこれ、、ぬるい、、つまらん)と死んだ魚の目になって呆洋と眺めるばかりでしたが
あれから三年 慣れたのか 大脳新皮質に新たな機能が備わったのか 
むしろ退化したのか 最近面白く感じております
 昔はNHKスペシャルの下流社会とか貧困等を
ズーンとしながら見ていましたが
今は子供と一緒におさるのジョージを観ながら
黄色い帽子のおじさんが
おさるによって被った被害総額が気になったり 真っ直ぐな眼では観てませんが
充実の視聴ライフです 見たくなくても
一緒に観なかったら泣くよ!と脅迫してくるし・

TVやスマホまかせの育児しやがる親はけしからんと言われますが
観てる間も同席を強要されて遊んでるわけでないし質問攻めされてるし・・許していただきたいです 
  そんなもうすぐ四十路も近いくたびれた大人から見た子供番組をボチボチ紹介したいと思います


第一シーズン
機関車トーマス

第一シーズン
機関車トーマス

英国のどこぞの島を舞台にした
魂を持った人面機関車が
勝手なことをやらかしては
鉄道の運行に
混乱と遅れを生じさせている
スリリリングなアクションコメディ
ご挨拶のように大事故の未遂が起きていて
定刻通りに運行しないくらいなら
平和なものです
ちょくちょく
横転 衝突 機関庫くらいは破壊しています 人死にが出ていないのが奇跡です
劇中のトップハムハット郷以外の鉄道員達は機関車の傀儡で
奴等のおかしい要求にハイハイと従っています
しかし
いよいよ 死 を予感させる緊急事態の時だけ自発的に脱出が許されています かなり危険な仕事です

機関車達は懲りずに問題ばかり起こすのにも関わらず
役に立つ機関車になりたいと言っております 
最初ふざけてるのかと思いましたが
やつらは真剣でした
役に立つ機関車 このフレーズがやけに頻発しています
「こんなんじゃ役に立つ機関車になれないよ」「役に立つ機関車にならないとね」
「役に立たない機関車はスクラップにされちゃうよ」 


幼児と一緒に視聴している保護者は
はっと気が付きます
(、、これは子供が将来ニートにならないために洗脳しているのでは?!国営放送だし 政府がからんでいるのでは?国益のために!!いや まあいいけど 将来ちゃんと働いてもらわんとこっちも困るし)

機関車トーマスの原産国
英国でも
機関車に 役に立つ役に立つ と連呼させ
国家が絡んでニート発生防止対策に
使ったのかもしれません

しかし英国では
移民が多いだのなんだので
若者が仕事からあぶれております

若者達は物心ついたときから
トーマスのアニメや絵本に触れて
役に立たねばスクラップという
暗示にかけられ
ようやく働ける年齢に成長したのに

え!仕事がないだと!なにそれ!
という状態です
非常に気の毒 
フラストレーションで怒りパワーがモリモリしたり 弾けて無になったりして
ヒッピーだのパンクだのサイケデリックだの
デスメタルだのが発生したんだな と
適当に解釈しております

 

キャラクター紹介です

まずは トップハムハット卿

チビ デブ ハゲ の3重苦を背負いながらも
ソドー鉄道の頂点に登り詰めた凄い人
しかも 小学生くらいの孫がいて
かくしゃくとした御母堂が健在
一体このおじさんは何歳なのか
結婚がかなり早かったのではないかと
推測される
女性に敬遠される条件 チビ ハゲ デブの
ロイヤルストレートフラッシュであるのに
プライベートと仕事両方においてリア充

よほど内面の素晴らしい快男児なのだろう
内面の素晴らしさも相当なのだろうが
精神力の強さに恐れ入る
普通の人間は これだけの逆シードで
勝負しろといわれたら どうせ自分なんかと
拗ねて今生を諦めて インターネット上で女叩きをしながら
不毛な生涯を送りがちであるが

この御仁は 親も天も恨むことなく 己を憐れむことなく
持って生まれたスペックをうけいれ
前向きに快活に努力してきたのだろう
人間かくあるべし 見習いたい

天パだからもてないんだよ! とか どうして二重瞼に生んでくれなかったの
とか 足が臭い!!
とかしょうも無いささいなポイントで己を不幸だと決め 親に文句を言い 
どうせ無駄だとやる気をなくしコタツの中でウダウダしている若者達よ
トップハムハット卿の生き様をごろうじろ
チビ デブ ハゲ でここまできた 
君たちはずっと恵まれているのだから素晴らしい未来を諦めるな!

しかし
ここまで持ち上げまくったので言いがたいが
鉄道の責任者としてどうかと
思われる所 多々あり
日々無茶苦茶やりおる機関車どもに
「鉄道の運行に混乱と遅れを生じたぞ」
とプンスカ怒っていて機関車どもには一応敬意を払われているが
それ、、もう 怒るですましていいの?
という事例多々あり
ハッキリいって  くそ甘い!!
ソドー鉄道をまともな鉄道にしたければ
少なくとも
いたずら貨車 ディーゼル ディーゼル10
ビルとベン 等々
とっくに廃車にすべきてある
責任者として相当よろしくない
あと この御仁自身にも重大な問題がある
乗り物のブレーキをかけわすれる
という洒落にならない死を招く習性 
早急にどうにかしてほしい
というか 何歳か知らないけど
免許を返納していただきたい

トーマス


この物語の主人公
主人公ということもあり 
イイヤツっぽく映るがそんな事は無し
他にど畜生なやつらがウヨウヨしているので
相対的に ああこいつはマトモなイイヤツだわ・・
と錯覚してしまっているだけなのです!

私が見ただけでもドンびく悪行を紹介します


〜トーマスクズエピソード1〜

雪かき機をつけて走るのがだるいトーマスは
いいこと思いついた!と木偶人間に命じて
雪かき機を沿線上に捨て置く
そしてトップハムハット卿に
「雪かき機無くしました〜」と軽〜く嘘をつく
そして雪かきが無いトーマスの分の仕事を同僚のエミリーがやる事になり
エミリーは何で私が!と ブツクサ言ってたが段々のりに乗ってきて楽しくなる
その間トーマスは 悪びれることなく ラッキーへへへ と休憩
すっかりエミリーが線路の雪かきをしてくれたのを見て
雪かき機が付いてないから走るなと言われているのにも関わらず
ヒャッホーと勝手に走り出す 勝手に走り出す・・・・・
これは鉄道において それ・・かなり深刻なルール違反なのではと
視聴当初どんびきしたが この機関車が自分の意思で好き勝手に走る行為は
この物語においては挨拶みたいに普通のことなのです
ええと そして勝手に走り出したトーマスですが大雪が降ってきてしまい
そのうち走れなくなり 捨て置かれた雪かき機も発見され 嘘がばれ
トップハムハット卿に激怒される というざまあみろなオチ


〜トーマスクズエピソード2〜
ソドー鉄道に最新鋭の高速車両がやってきた!名前は忘れた!
心根の卑しい機関車どもは当初は高速車両に興味深深だったが
そのうち この新しいタイプの車両に切り替わって
自分たちはお払い箱になる・・とざわざわしだし
集団で新型車両をシカトしだす・・・・
まるで 人間の 中学生の 転校生の イジメのようではないか

その後 シカトされまくりの高速車両がションボリしだし
なんでみんなボクに冷たくするのさ とトーマス&パーシーに問いただす
パーシーが正直に 仕事を取られるから云々と答え
それは誤解だったと判明
それもそうだ 車体の後ろの巨大なプロペラをブン回して走る車両なんて
客車や貨車が牽けない以前に危なすぎるわ!
ちょくちょく凄惨な血の海が広がってるわ!
そういうわけで 
「ぼくたち 誤解なのに高速車両を傷つけてしまったね・・」と
ションボリ反省するパーシー
それに対し トーマスは
「あいつの事悪く言ったの僕達だけじゃなかったし〜」と軽くいってのけた!
まったく罪の意識無し 
まるで 人間の 集団イジメの 加害者あるあるではないか!!
ひさびさに さわやか三組を観た時の様な なんともいえない
みぞおちがズンとするような そうか! これが胸糞悪いか!
という気持ちになりました

その後 パーシーは
「ぼく みんなに誤解だったって言ってくるよ!」
と言い 実行 解決させる
トーマスはまったくそのような発想一ミリも湧いてこなかったご様子
いつも快活なトーマスが垣間見せた 薄ら寒い冷酷さに
背中にゾワっとするエピソードでした




〜トーマスクズエピソード3〜
トーマスはゴミの貨車を運ぶ機関車ウィフを手伝うように命令を下され
「はーい わかりました」と軽く請けおったものの
「ゴミの入った貨車を押していたら ぼく ゴミ臭くなっちゃうよ」
と思い 
自分が後ろから押していたので
先頭で引っ張っているウィフに見えないことをいいことに
あっさり仕事を放棄 
木偶状態の人間に命じて分岐点で自分だけ切り離し
支線に入り 花畑の中を走って
アハハ〜花のいいにおいのする機関車になるわ〜 とゴキゲン
そして次の分岐点で合流連結 
さもずっと押してましたよ な顔で後ろから押す
そして また「ごみくさくなっちゃうよ・・」 切り離し・・を繰り返す
そのうちバレてトップハムハット卿に激怒されると言うオチ

おひとよしウィフはトーマスがそんな外道なマネをしているとは思いもよらず
「なんか 重いな トーマスも頑張ってくれているんだし ボクもがんばらなくては!」
と頑張っているわけで・・ 
ウィフは他の機関車どもが 汚れるから 臭いから と嫌がる仕事を
嫌な顔ひとつせず車体が汚れようと気にせず誇りを持って働く 
涙が出るくらい素晴らしい機関車で・・
クズトーマスが聖人ウィフとの対比され
 こ・・こいつ こいつ こんな嫌なやつだったんだ!!!
と今までチラ見えしていたトーマスのダークサイドが
どうにこうにも誤魔化しきれなく明白になる 
衝突事故はないけれど衝撃度はかなりあるお話

と思いついただけでもこんな感じです
あと日常的に 他の機関車をからかったり 失敗をあざ笑います
こうやって書いてしまうと
トーマスは悪びれることなく嘘はつくわ
ズルはするわ 他人の心の痛みなんて気にも留めないわで
サイコパスでは・・・ と思うくらい
ドクズな主人公になってしまいますが
良いところも在ります 
が クズエピソードを書いていたら
良いところの記憶がかき消されてしまい
まるで思い出せない!!
しかし これでも使えるマトモ寄り機関車であるのは本当で
本当の畜生機関車でしたら 牽引される客車が
(え〜今日〇〇かよ〜最悪ぅ〜)とかいってます
トーマスはそんなことを言われず良好な関係を築いていますので
良いところもあるのです 
ちなみに なぜか 古参でもない ソドー鉄道1優秀であるとも思えない彼が
車体番号1なんてスペシャルナンバーを貰ったのかは謎

パーシー



トーマスの親友
幼キャラの小型機関車 比較的マトモ
人間でいえば精神年齢小学三年生くらいか?
少なくともトーマスより心に温かいものが流れている
誰よりも暗闇や心霊の類いを恐れているのにもかかわらず 
夜の郵便物の輸送を任されている不憫なやつ
この子も例外に洩れず 役に立つ機関車になりたいと言ってる割には
雨にぬれるのがいやだとか トンネルが暗くて怖いだの戯言を抜かすことがある
幼く疑うことを知らないため しょっちゅう問題児機関車どもに騙される
化け物が出るとかで脅かされ びびるあまりにけっこうヒドイ事故を起こし 
鉄道の運行に混乱と遅れを生じさせている 

他の機関車どもがご挨拶のように他人の失態を茶化したり嘲るので
嘲り機能が英国の機関車の標準装備だと思いましたが 
パーシーだけはそんなことはせず 励ましたり同情したりする 
他の輩が外道なので相対的に大層心の優しい子に見える 

前回のトーマスで書いた 新型車両イジメ事件以外にも
本性の良さを見せている トーマスと逆である

敵役の巣窟であるディーゼル機関庫に
壊れた備品が届くまで、と2年も吊るされている
シドニーというディーゼル機関車が居たのだが
ほかのディーゼル機関車仲間達ですら 
こいつ二年も吊るされてるんだぜーハハハと
特に何も考えずに放置しているのに
たまたま訪れた部外者のパーシーだけは
(二年も部品待ちって・・・それってオーダーが通ってないのでは・・)
とマトモな発想をして気の毒に思い 新しい部品を持ってきて
シドニーを二年ぶりに走らせてあげたりした
ちなみにクリスマスだったので それがパーシーからのシドニーへの
クリスマスプレゼントである なんて素敵なお話
ちなみにトーマスもその場に居たが
「なんでディーゼル機関車なんかに親切にするの?」と心底理解不能だった様子
やっぱりこいつはちょっと・・

 

ディーゼル


なんで廃車にされないのかわからない
悪機関車の筆頭
ディーゼル機関車のディーゼル
トーマスのお話は主に鉄道トラブルで成り立っているので
トラブルを起こす原因であるコイツは
人気 不人気に関係なく頻出している
ちなみにうちの子はこいつが出てくると
腹の底から「バツー!!」という 相当嫌ってる 

ディーゼル機関車達は
痴呆気味のシドニー以外は
自分たちは蒸気機関車より上級国民である!といった高慢で
意地悪な性質があるがこいつは実に顕著である

人間で言えば粗暴な嫌われ者のおっさん
やめろと言われているのに 挨拶がわりに
他の機関車の後ろにガッツンガッツンぶつけたり
嘘をつく ズルをする
特に何の利も無いのに おどかす 
面白いと思ってやってるのだがまったく面白くなく
当然のように鼻つまみ者
しかし ここまでやっておいておかしいのだが
やっぱり 役に立つ機関車になりたいとか戯言を抜かす
完全におかしいのだが 嫌われるとしょげる 嫌われたくないらしい
現実に居そうな めんどくさい嫌われ者である
この前
「おれはワルだけど でもそんなにワルじゃないぜ チョイワルだぜ」
とか歌っていた そんな半端な心構えで悪行をつんでいたのが・・
ちっちゃいヤツである
あまりにしょうも無いヤツすぎて 
ディーゼルが視聴者の子供らに蛇蝎の如く嫌われまくるのを
製作サイドが恐れたのか
小動物にはデレる という設定が付いた
線路を横断するカルガモ親子を か〜わ〜い〜い〜 と見守って
居た ちなみにこのとき 前方不注意のトーマスがカルガモ親子を
轢き殺しそうに!!なったが ディーゼルが止めた
しかも 殺しそうになった分際のトーマスは
ワルなディーゼルがカルガモにデレている という事を知り
あろうことか  おちょくりだした!!! 
なんだかこう書いていると ディーゼルよりトーマスのほうが
よっぽど極悪なんではないかと言う気がしてきた・・・
悪行動の頻度はディーゼルのほうが断然上だが
トーマスはなんかこう 芯がぞっとするような

ともかくディーゼルを 
昔のヤンキーみたいに雨にぬれた子猫を拾ったから 
実本当はいいやつ!
みたいにまとめるのは解せない 
子猫を拾えば非行が帳消しになるなんてそんな馬鹿な!
今までカツアゲされたりボコボコにされた同級生らは
騙されないぞ!許さない!憎みぬく!
大体 子猫は可愛いし 可愛いものを可愛がることは
そんなえらいことか?
雨に濡れた グレムリン ぐらいだったら
ちょっとは おっ? とは思うが
そういうことで ディーゼルは
私の子の評価の如く
一言で纏めるなら バツー!である

ジェームス


人に例えるなら 
芸能人でもないのに茶髪で
革ジャンで尖った靴を履いてピアスしてる四十路 
ノリが若いが目尻に皺がある けっこういい年であるようだ
明るくムードメーカー的存在なので
ちびっこ達に嫌われてないようだが
こいつも結構な問題を起こしている

ピカピカの赤いボディが自慢で綺麗好きなのはまあいいが
車体が汚れる仕事はしたくないとか
僕みたいに綺麗な機関車は客車を牽くのがふさわしいもんね
とか
何様である

他の機関者にも言えるが
仕事内容にあからさまに貴賤をつけている

心の中で思っているうちならまだしも
こいつは口に出して言う いい年こいてどうかしている
汚れ仕事を引き受けて真面目に働く機関車たちを
見下し嘲笑う 
そしてなんだかんだでひどい目に会い 自身がゴミまみれ生魚まみれになり
皆に容赦なく嘲笑われ尽くされるという ザマミロ展開が多々ある 

ブレーキの調子を見てもらえと他の機関車から指摘があったのにもかかわらず
まあ だいじょうぶだろう と放置し
挙句にブレーキ故障 大暴走! キアヌリーブスが出ていた映画 スピード 並みの
大暴走!! そして機関庫へ大激突!大破壊! 
うちの三歳児があっけにとられる程の
大惨事を引き起こした!
ちなみに乗っていた機関士は激突間際に爆走機関車から飛び降りて無事であった
なにげに名も無きこの人物の運動能力が凄すぎる ジャッキーチェンか!!!
そしてそんなとんでもない事故を起こしたのにもかかわらず トップハムハット卿は
プンスカで済ませ ジェームスは修理してもらい(廃車じゃなかった!修理で済むところがすごい)
また 復帰して 人様を乗せて今日も走るのである 世界一恐ろしいソドー鉄道!!

エミリー



級長女子的存在 
仕事もちゃんとするし 貴重な常識人
貴重な突っ込み役
トーマスからすると頼れるアネゴ
マトモゆえ出番は少なめ
しかし 笑い声が聞こえたら
(私のことを笑っているんだわ きいい!!)
という発想をする めんどくさい部分もある
しかし そのぐらいの問題 この人材の中では
ミジンコ程の問題ですらない

ゴードン


急行列車をひく大型機関車
えらそうなおっさんキャラ
目尻にしわ在り 実際おっさんのようだ

一人称「俺様」
毎度のセリフ「どーけどけどけー 急行列車のお通りだ〜」

これだけで人となりが大体お分かりであろう
ジャイアンみたいなもの
この機関車業界では 力が強く 早く走れる ものが
ヒエラルキーの上位に居るとされるので
こいつが自信満々で特権意識を持つのも仕方が無い
しかし 時には力持ちの頼れるおっさんになり
仲間を助けたりする 映画版ジャイアンみたいなもの

仕事ぶりは真面目で乗客にも親切だが
自分より早そうな機関車が勝負をふっかけて来ると
条件反射的にのってしまい
仕事中であること
自分が尊い命を乗せた客車を牽いていること
全て忘れて
大爆走してしまう 相当危ない
やはり世界一危険なソドー鉄道

トビー

レトロな木製箱形機関車
まず目をひくのが気の毒な御面相
ビューティーコロシアムに出たら
和田アキ子さんが同情して涙目になるレベル
製作サイドが他の機関車と差別化したかったからこんなことになったのだろうか?
しかしここまでしなくたって木製な時点で充分なのに、、不当である

しかし本人はこんな理不尽な顔面は
全く気にもならないようで
人生に特に不満ももたず 
仕事を真面目にこなす
標準装備で煽り属性がある周囲の輩も 
彼の顔面はスルー
機関車にとって顔なんてどうでもよいらしい
だって そもそも本来機関車には顔なんて付いてないし
重要視しているのはパワーとスピード

しかし このトビーは早く走ることに興味が無い

ソドー鉄道の乗り物たちが
頭文字Dかというくらいスピードと言う魔物にとりつかれて
乗客乗員無視して競争三昧の中
彼は ゆっくり景色を見ながら走るのが好きなんだ という極めて異質な存在
周囲の輩は 
「トビーは古いしスピードも出さないし力もあるわけではないので
スクラップにされてしまうんじゃないかな」 
などと心配しているが
業務命令無視しまくりの
問題児のお前ら共のほうがよっぽどスクラップに近いわ!
お前らごときに心配されたくない! と
トビーも内心思っているであろう
素朴で穏やかだが 
煽りが酷すぎるとキッチリ復讐するほの暗い一面もある
彼は無茶苦茶な事をしないので貴重な使える機関車である
ソドー鉄道に 彼を廃車にする余裕は無いと思われる


 
フィリップ

小型 箱型ディーゼル機関車
一人称が ぼくちゃん
のウザキャラ
悪意はないが とにかくウザイ
空気が読めないと言うか
空気を読む と言う言葉を知らない
自己評価が不当に高い
本気で自分はゴードンより早く走れると思っている

箱型というだけで ぜんぜん似ていないトビーに
ボクちゃんにそっくりだ!となれなれしく絡み
競争を強請る トビーはあからさまに嫌そうにするが
フィリップには空気読むセンサーがついてないもので
まったく意に介さない トビー不本意ながら競争する羽目になる
トビーは競争そのものも嫌だが フィリップのノリ自体が相容れないと
思っているが フィリップにそんなことわかるはずがない 

おひとよしのウィリアムに 連夜一晩中 どうでもよい与太話をして
彼をヒドイ睡眠不足に陥らせて 重大な事故を起こしかけさせる
与太話を止めろ!寝かせろ!とはっきり言わないといけなかったのだ
察することを知らない恐ろしい生き物なのだ

等々 悪意は無いが
けっこうな迷惑をかけている

優しい相手ならよいが
そうでない相手のときはキレさせてしまい 追い掛け回されている
もちろん相手がなんで怒っているのかわかっていない 

ウザイと思われているからだろうか
他の機関車たちが大抵複数で寝ているが
彼は夜は一人である こんなに馴れ馴れし・・いや
人懐っこいのに 哀れ

アニーとクララベル


基本的にトーマスが牽いている客車
双子の姉妹でそっくりであり 見分けがつかないが
ぶっちゃけ どっちがどっちでもどうでもよし
性格も同じである
無茶苦茶勝手な事をするトーマスに 後方から
「やめたほうがいいのに」 「あぶないわよ」と
まっとうな忠告をしているが 聞き入れられたことはなし
そして挙句に事故トラブルの巻き添えをくらう
トーマスと一蓮托生なのである
トーマスの都合で 切り離されて
線路のどこぞに放置されることもあり 
客車は機動力が無いので彼女らの運命は全てトーマスが
握っている・・
できるならば生まれ変わりたくない境遇である
 
しかし さぞ 悲壮感の漂う薄幸な姉妹かと思いきや
歌を歌いながら楽しげに仕事をこなしている
他の機関車に牽かれたとき かなり散々な目に会ったので
消去法でトーマスに牽かれることは幸せなのである
小さな幸せに満足して楽しく生きるタイプ けなげ


いたずら貨車


この物語の中で一番厄介な車両
いたずら貨車という命名は間違っていると思う
やつらのやらかしていることは いたずらではない
超危険行動である
悪魔の車輪付き生命体・・ グレムリン貨車・・
なかなか奴らの恐ろしさに値する命名が思いつかない

やつらは機動力のない
ただの車輪の付いた箱であるはずが
機関車に牽かれて走行中
意図的に横揺れしたり 後ろから衝突したりして
脱線事故を起こすことを愉しむ・・恐ろしい
もちろん脱線事故をおこせばやつらも横転するのだが
横転し破損しながら ケケケケ と笑う 何が楽しい
道理が通じないやつほど恐ろしいものは無い・・
そうだ き〇がい貨車 というのが一番しっくり来ている

それにしても
他の貨車や客車が自力では動けないのに
なぜこやつらは自在に動けるのか
一度 連結を人間を使わず
超常現象のように自力でカチャンと外し 奇声を発しながら勝手に走っていった!!
 機関車にもできない芸当を
なぜ神はよりによってこの悪魔に与えたのだろうか 
まるで
ホラー映画の 電話線を切った鳴るはずのない電話が鳴り続ける現象のような
戦慄のシーンであった

やつらは けけけ とか うひゃー とか はやくはやく とか
接続詞を使った文章らしい文章を語らぬ 他の車両達より一等低い知能を持って
いるようだが こざかしいことに凶行を仕掛ける相手は選んでいるようである
数少ない重鎮には大人しめである
トーマスのような若造を舐めまくっていて
マトモな走行は出来ない 力のあるゴードンにも しっかりもののエミリーにも
ふっけてくる 奴等は群れであることをを楯に強気である
彼らをおとなしく走行させることのできる機関車は数少ない
本当に何故 ソドー鉄道は奴らをまとめて火にくべて
魔方陣描いて怨霊退散の儀式をしないのか?
英国だからお得意であろう

それと もっと理不尽なことに
やつらが暴れて事故を起こした場合 トップハムハット卿に怒られるのは
やつらを牽いている機関車なのである 
奴等の罪が問われないのは 一等級知能が低いので
同等の生命体とみなされていないからなのか
それとも日本の刑法のように精神に異常があるものは無罪!!なのだろうか
ほんとうに理不尽 
やつらはおぞましいことに自分達が怒られないことをわかってやっている
気に入らない機関車を陥れるために脱線事故を起こしたりもするのである

こんな境遇 ストライキまったなしである
こんな貨車牽けるか!!おまえが牽けこのハゲ!!
とトップハムハット卿に抗議しない機関車たちはなんて優しいのだ

 

ヒロ

これを描いていたら 一発で ヒロだ
とわかってくれた子供に感謝!

どういう経緯で来たのかは不明ですが
けっこう昔に日本から輸入された機関車

気は優しくて力持ち 
仕事もできる おまけに声も良い
多分有名ベテラン声優さんを使っていらっしゃる

風貌からしてドカベンの山田を彷彿とさせる
人望があり あの畜生ないたずら貨車が彼にはなんだか従ってしまう凄さ
超個性的なメンバーどもをまとめていた山田にますます被ります
おっさんの風貌(山田は高校生なのに・・)も山田
トーマスの原作者のオリバーさんは
ドカベン読んでたんでは?という疑惑さえわく
まあ 読んでいてくれて一向にかまわないのだけれど

しかし

仕事を真面目にこなし出来て礼儀正しくて親切なおじさん
このパーフェクト人格機関車が 
英国人が思い描く日本人のイメージ像だとしたら
なんだか申し訳ない気持ちで一杯です
日本人は少なくとも現代はこんなんじゃないです
自分はさておき 他者に厳しく
匿名掲示板やらで他人の粗を見つけてはボロカスにこき下ろし徹底的に叩きのめす
国民性です 
本人を特定されたら そんなつもりじゃなかったとかなんとか見ぐるしい
いいわけをします 山田とは対極にいます
生まれ変わったらゴールキーパーにだけはなりたくない今日この頃です

なんだか 昔 台湾を旅行した時
台湾の人たちがわれらを日本人だからって事で
キラキラした目で親切にしてくれたことを思い出します 
いたたまれない 申し訳ない
ヒロ山田のような聖人はいることには居ますが
多数派ではないです 空想の人物だと思って頂きたい

さて 聖人ヒロヤマダなのですが
結構かわいそうな過去を持っていまして
かなり昔 故障したまま森に打ち捨てられ放置されていたのを(意識があるのに!!)
トーマスが発見し 他の機関車たちが部品を持ち寄り修繕し 復活した
という経緯があります
こんな貴重な有能機関車を壊れたからと言って森に放置し朽ち果てさせるとは
なんと 外道で無能な鉄道会社でしょう 
いうなれば 甲斐甲斐しく人のために働いていた盲導犬をケガをしたからそのまま捨てるようなもの!
暗い森に打ち捨てられ幾早世・・待てど暮らせど助けは来ない 孤独に耐え忍ぶ日々
これは人間への恨みつらみを蓄積させ 暗黒面に落ち
呪いの暴走機関車と化してソドー島を阿鼻叫喚の地獄にしても情状酌量で許されるレベル
 変わらずにおられるヒロヤマダの人格者っぷりには驚嘆 さすが空想の人物です

ハロルド


ソドー島を飛行する人面ヘリコプター
 眉毛がない

機関車トーマスの時代設定は 
駅長がシルクハット被っているし
そもそも 機関車中心に走っているし
シャツはインだし
20世紀初頭ぐらいかと思っていたら
眉無しの彼が飛んできたので訳が分からなくなりました
1980年代か?

まず目を引くのが 眉毛がない
良キャラなのですが 
おかげで任侠の風情を出している
幼年向けキャラなのに不利このうえない
なにゆえ彼だけ眉毛がないのか
ちょっと落書きしてみました

ほらこっちのが とっつきやすそう
整備士さん ちょこっとペイントしてあげてください

人相が悪いからなのか 有能だからか
最初 ひがみっぽいパーシーに「いやなやつ〜」
といわれてしまうがソドー鉄道メンバーの中では性格も良いほうである
機関車たちのように勝手にどこかに行ってしまわないだけ凄い!

勝手にどこかに行かないから凄い!という狂った感覚がふつうに馴染んでくる
このCGアニメの恐ろしいことといったらなんでしょう

しょっちゅう機関車が走行不能になってお手上げな
ソドー鉄道の守護神である

正直ここのトラブルの多さからすると ハロルド一台では心もとないです
いらない機関車↓をスクラップにして屑鉄にして売り飛ばしてヘリをもう一台買えばいいのに

ビルとベン


主に砕石場で働いている
ふたごの小型タンク機関車
見た目も性格もまったく同一なので二つ描くのがめんどくさくなりました

ディーゼルと同じレベルの悪の枢軸機関車であるが
彼らはワルにアホがプラスされているだけ
ほんとうにどうしようもない

彼らはそっくりな双子なのを利用して
インチキレースを他の機関車にふっかける
スタートにビル ゴールにベンがいる 逆だったかな? まあどちらでもいい
レース相手は追い抜いたはずの相手が先にいることに狼狽 ビルとベン憎々しくあざ笑う
なんだかんだで事故に繋がる ハムに怒られる

採石場に石炭運ぶように言われていたのに
遊びまくり 注意してきた機関車に減らず口
憎まれ口を叩き 案の定石炭がなくなり
採石場の操業をストップさせる ハムに怒られる

等々 クソガキエピソードに事欠かない
悪事を働くときは非常に息があっているが
怒られるときは 互いに罪を擦り付けある という醜さも持っている
ソドー鉄道の機関車たちは問題を起こしながらも
役に立つ機関車になりたいな と叶いそうもない夢を いじらしく持っていますが
ビルとベンは はなからそんなことは考えていない模様 
遊び倒し まじめに働く機関車を きみってつまんないね!
とあざ笑う日々
公式で わんぱくでいたずらずきなのがたまにきず
と書いてありましたが たまじゃないだろうが 放射性廃棄物にきず ですよ
機関車トーマスが視聴参加型にならないかな
テレビのリモコンの dボタンを押して決定を押したら攻撃ができるよ
となっていたら
こいつらに連打するのに 
などと思ってしまいます

いじょう トーマス考でした!